2007-07-01 時代小説 ぼくらが惚れた時代小説 山本一力 縄田一男 児玉 清著 朝日新書 つらなる山々の山容を愛でつつ、時代小説という山脈(やまなみ)を展望。 こんなにも広いのか、深いのかと驚く。 僕の散策するのは、藤沢周平、池波正太郎、司馬遼太郎だけれど、お花畑は あちこちにある。 時代小説が読まれる理由。 いま日本人に「現状がこのままでいいんだろうか」という気持ちがあり、 日本の善きものをふくむ時代小説が読まれる理由はそこにある。