時雨みち

時雨みち 藤沢周平著 新潮文庫
市中の底辺に生きる職人・庶民や藩の下級武士の哀歓が漂う短編集。
11編が収録されている。
毎日、1から2編を読みついでいる。
この人の文章は端正。田園の風景・自然や下町の雑音が的確に表現される。
登場人物が活き活きしている。
今回心に残ったのは
山桜、滴る汗、時雨みち。
ひとつめは明るさ、あとのふたつは暗さを感ずる。