ごっくん青空

ごっくん青空 椎名誠文藝春秋
相変わらずの椎名節。
バカバカしい話も多いけれど、「こういうこと、あるある」と同感することも多い。
「ちょっと変だな」という感覚に共感する。
ブックカバーの妙、なんにでもカバーをかけるカバー好きの日本人。
本屋でカバーはいらないというと「おそれいります」と常套句の返事も妙だ。
同じ事なのに言い方が変わっていくのは妙だ。
洋菓子・ケーキが「スィーツ」になったり、ズボンが「パンツ」になったり・・・・・。
椎名誠は2年ほど僕より年下だが、同時代性を感じる。
でも千葉や江戸川区あたりのローカルな感じが漂う。山の手や湘南とは違う。
ノーテンキなエッセイーは怠惰にすごす今日みたいな日にふさわしい。