グエルチーノ展

一昨日、西洋美術館で時間つぶしぐらいのつもりで見てきたグエルチーノ展。グエルチーノはチェント生まれでローマ、ボローニャで活躍したバロック期のイタリア画家(1591-1666年)だそうだ。カラバッチョとほぼ同時代ということになる。宗教画はあまり好まないのは宗教的な背景がわからないから。でも人間の豊かな表現力はすごいと思った。宗教革命に対してカトリックのなかでも改革の空気が流れたのが背景にあると解説されていた。チェントは2012年に大震災にあい美術館も復旧なかば。この展覧会もその資金集めの意味があるそうだ。
その晩はいったイタリアンでこの展覧会のプログラムと割引券が置いてあって見ていたら、若い男のスタッフが声をかけてきた。「今日見てきたところなんだ」といったら、「マグダラのマリアですね」と言ったので驚いた。人を見かけで判断してはいけない。