カテリーナの旅支度

ここ数日の旅の疲れを癒すためうちでじっとしている。移動はただそれだけで疲れる。持っていった本もほとんど読めずに持って帰ってきてしまった。今日はのんびり本を読んで過ごすことに。パラパラと目を通して楽しんだのは堤 信子さんの文具と雑貨をめぐる旅の本2冊。僕もこういう旅(パリと京都)をしたいと思う。
そして内田洋子さんの「カテリーナの旅支度」。この人のエッセイにはイタリアの生活が心地よく語られている。ミラノと北イタリアの物語、今回も20編のそれぞれにそれぞれのイタリアが描かれている。僕はテレビ番組で「小さな村のものがたり イタリア」をよく観ているが、何か共通するものを感じる。平凡だけれどいかにもイタリアらしい暮らしがそこにある。こういう本は骨休めにはちょうど良い。

旅鞄(トランク)いっぱいのパリふたたび 堤 信子著 実業之日本社
旅鞄(トランク)いっぱいの京都ふたたび 堤 信子著 実業之日本社

カテリーナの旅支度 内田洋子著 集英社