パンドラの筺

毎月第2火曜日の朝はモーニングセミナーの日。近くの愛知学院大学(歩いて7分)がボランティアで開催してくれる。本日のテーマは原子力利用はパンドラの筺をあけてしまったのか? 飛び出した災厄に対処するのに希望はあるか? 名古屋大学大学院 榎田洋一教授が講師。榎田先生は原子力工学専攻だからか、原子力利用に肯定的立場。僕は原子力利用には否定的(アンコントローラブルだから)。
使用済核燃料の処分には2つの考え方がある。
地層処分 地下に埋める 95.5%は埋めることになる
・リサイクル プルサーマルとかもんじゅ リスクが高い
どちらも肯定するに足るエビデンスに欠けるように思った。ウラン235半減期は7.4億年(ホモ・サピエンスの出現が20万年前)というが、この時間軸のスケール感がピンとこない。ここ数10年の安全が優先事項だと思う。
一つの知見を得た。天然原子炉という概念、アフリカのガボンでそれが発見されて20億年にわたり地中で拡散がなくセーフだったとのこと。パンドラの筺にも希望が見えたというのが榎田先生のご意見。

最強の放射性廃棄物 使用済み原子力燃料の行方
名古屋大学大学院 榎田洋一教授

モーニングセミナーにはバナナが付くのだ