午後の平和公園

午前中は2つの医院と1つの薬局めぐりで疲れてしまった。昨日の強い陽射しはなく曇天、乾燥した風が吹いてしのぎやすい午後となった。熟したヤマグワの実が宝石のように輝く。草はらの中に黄色いユリが野性的だ。葦原の脇を通るとオオヨシキリがけたたましく鳴いているが姿は見せない。稲が育ち始めた田んぼに赤とんぼの姿があった。山裾の道を奥池までたどり南尾根に回った。ヤシャブシに絡みついたミツバアケビに小さな実がぶら下がっていた。足元にウルシが放射線状に葉っぱを広げていて絵画的だった。見上げた光の中にネジキが小さなスズランのような花が連なっていた。帰り道の住宅地の生垣にクチナシがいっぱいに咲いていた。クチナシは今の季節に似合う。香りがいいのだそうだが、鼻の悪い僕は目で楽しむ。
ヤマグワの実

黄色いユリ

オオヨシキリが鳴く葦原

赤とんぼ

ミツバアケビ

ウルシ

ネジキ

クチナシ