こう暑いと外に出かけるのも億劫。冷房をかけて本を読んでいるにかぎる。とはいえ集中力に欠けるようになったのと、目が疲れるので長く読んでいられない。そういえば最近、目に関する本やサプリメントの広告が気になる。「1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真」という長いタイトルの本を読んでみる（見ている）。効果のほどはわからないが、信ずるものは救われるのかもしれない。
1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真 林田康隆著 （株）アムコス
MRJがもたついている。日本の航空機産業はどうなっているのだ。そんな関心から読み始めた１冊。航空機産業は先進工業国のバロメーターなのだ。わが国の自動車、鉄道、船舶は世界的にトップクラスなのに航空機はさっぱりなのだ。それは部品構成を比較すると歴然たる差がある。自動車の部品点数約３万点に対して ボーイング737(細胴機)で 40万点、ボーイング747（超大型機）では600万点に及ぶ。全体をマネージする技術力は自動車どころではない。MRJでもたつのも無理はない。著者の情報量はすごい。この世界の広いこと、深いことを納得させられる。宇宙産業（ロケット）とかロボットに重点を置いた方が日本の実力レベルに合っているような気がしてきた。
航空機産業と日本 中村洋明著 中央公論新社
