認知症の予防対策

今月のモーニングセミナー(愛知学院大学)は認知症予防について。これは見逃すわけにいかない。会場は400人ぐらいが詰めかけた。なかなか示唆に富んだいい講演だった。
テーマ:認知症の予防対策
講師 :櫻井 孝氏(国立長寿医療研究センター

認知症はありふれた病気になった→告知する
アルツハイマー治療薬では進行を止められない→進行を遅くする
認知症は複合型である 純認知症は全体の5%
・脳のレベルアップを図れ→活動的であれ
・楽しくていい老後はない
・MCI(軽度認知障害) 悪化を阻止する→生活(生活習慣)を見直す
・脳の可視化が可能になった(ここ10年)
アルツハイマー病は発祥の25年前から始まる
認知症は予防できる 予防により35%減
・生涯でのリスク=喫煙 うつ 運動不足 孤立 糖尿病
生活習慣病 特に糖尿病が危険 
高齢期の肥満=少し太り気味でいい
・急激な体重減(半年に数キロ)には要注意
・高血圧 コントロールすれば18%改善される
・血糖値はやさしめコントロールでいい=低血糖の方が心配
・運動が大切=有酸素運動+負荷運動+バランス運動(ヨガ)
・コグニサイズ=エクササイズしながら脳を使う
サプリメントは勧めない 導眠剤もなしとしたい
・睡眠は7時間前後とりたい
・地中海食(日本食もいい)がいい オリーブオイル 乳製品 ワイン
・筋肉を保つためにタンパク質 70g/日
・活動的であること=TV+うとうとはNG(最悪)
・運動+食事+生活習慣 複合的なアプローチ 社会に出ていく