いつもは寒風に震え上がるのだが、今日は風がなく池のまわりを歩いても寒さを感じなかった。葉がすっかり落ちた高木にツグミが止まっていた。勅使池は水中に木立があって鳥たちは身を隠しやすく、バードウォッチャーは間近にその姿を見ることができる。ケケケケ・・・と甲高く鳴くカイツブリは小さくて可愛らしい目をしている。バンはオオバンに比べて小さい。カンムリカイツブリも間近で見ると可愛らしい。クチバシの薄いピンクがきれいだ。可愛らしいといえばミコアイサ だ、パンダガモとも呼ばれる。剽軽な顔のハシビロガモ は単独でもグルグル回りをしていた。グルグル回りは餌をあさるときの習性で、たくさん集まるとおしくらまんじゅうをしているように見える。今日のメインはなんといっても鴛鴦と翡翠(あえて漢字を使う)だった。鴛鴦は木立の奥に潜んでいて辛抱強く待っているとひょこっと姿を現す。翡翠はチャンスを待つのみ。カメラを抱えたバードウォッチャーが集まってきた。バードウォチング日和となった。