八竜湿地

八竜湿地は名古屋市守山区大森にある。自然が残る貴重なスポットだ。
毎月第1日曜日に自然観察会が開かれる。
もう2年近く通っているが、草木の名前はいっこうに覚えることができない。
今日の収穫の第1はシラタマホシクサ
群生する様子は、その名のように満点の夜空を想わせる。
すっーと伸びた茎をしごくように下から上に指を滑らせると、花がくるくる回ることを教えてくれた。
茎は5角形で捻れている。
つぎはワレモコウ(吾亦紅と書く)。想像をかき立てる名前。
想う人に向かってこう言うのかと思っていた。
光があたる方から見ると黒い穂状のところが、逆光で見ると深い紅に見える。
木々の間に大きな女郎蜘蛛の巣があった。袋から小さな蜘蛛が出てくる。
ネットを揺すると子蜘蛛がぱっと散った。まさに「蜘蛛の子を散らすように」だった。
里山はまだツクツク法師がうるさく鳴いているが、初秋の気配がしてきた。
木陰に入ると渡る風が心地よい。
観察会のあと下草刈りに汗を流して散会。心地よい疲労感が残った。