夏バテの一日

やきもきさせた台風10号だが、当地にとっては肩透かし。昨日の午後からの強風と夜半に雨。台風の中心が西に偏っていて東側に雨雲が多いという変形台風だった。高温多湿が続いてはや夏バテ気味。本を読もうにも理解力が伴わない。図書館から借りていたビジュアルブックを眺めて休養日とした。
・くらべる値段 おかべたかし・文 山出高士・写真 東京書籍
・パリの小さな美術館 とんぼの本 新潮社
モノには値段差があるものだが、高いモノは高いだけの理由(わけ)があることを知る。
2400円と9980円とのおろし金はステンレス製と銅製という違いだけでなく後者は職人が1本ずつ目建てたもの。おろした大根は余分な水分のないきめ細かな大根おろしとなるそう。値段の違いは味の違いを生む。文明堂のカステラにも1250円のと6600園のとがあり、後者のは烏骨鶏を使用し職人が1本ずつ手焼きしたもの。口触りと口どけに大きな差があるという。34品について写真と文章で違いと蘊蓄が語られる。モノは高ければいいというものではないが、それの違いを感じ取れなくては猫に小判。いつも高いものというわけにはいかないが、いいモノはいいと感じとりたい。今日は目の保養。

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くらべる値段

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パリの小さな美術館

パリの美術館も懐かしい。マルモッタン・モネ美術館、ギュスターヴ・モロー美術館、夜のルーヴル美術館・・・・行ったこののあるところは懐かしく、行ってないところは憧れる。小さなホテルに泊まり小さな美術館を訪ねるパリ滞在ができたらいいなあ。
2005年の出張のとき、時間を見つけてギュスターヴ・モロー美術館を訪ねたことを思い出した。スケッチブックのおかげでその時のことが鮮明に蘇ってきた。モンマルトルの南にある住宅街にあった。近くにトリニティ教会があってその前のカフェでスケッチしたのだった。

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ギュスターヴ・モロー美術館 トリニティ教会

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パリの地図 モンマルトルの南