老人の美学

筒井康隆というネームと老人の美学というタイトルに惹かれて読んでみた。その冒頭に老化によって 言動・言説など生活態度や、見た目・立ち居振る舞いがみっともなくなるのを避けるのが美学と述べている。耳の痛い指摘が多いが、いろいろ参考になった。
・好ましい友人だからといってすり寄っていかない
・老人性の退行現象に注意:我儘になり頑固になり怒りっぽくなる
・己を律する→達観するという老人の美学
・身ぎれいにする
仏頂面をしない それは死への恐怖なのだ
僕に美学というものはない。自然体でいくより他なしと思っている。

老人の美学 筒井康隆著 新潮新書

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