朝は霧雨だったので外出をあきらめたが、昼頃になって空が明るくなってきた。近くの平和公園の里山を歩いた。梅雨であることにはかわりなく空気は湿っぽくまとわりつく。淀んだところと風の通るところで心地よさに大きく差がある。草地は草の海と化していた。藪の隙間からナワシロイチゴの塊(真っ赤な宝石のよう)が見えた。アカメガシワの薄黄色の花があちらこちらで目にする。いい匂いがするのだそうだが、嗅覚の悪い僕には聴こえない。山裾コースの林の中で目にしたのは、タカノツメ、ニッコウキスゲの群生、シロシタホタルガ(あの派手なイモムシが大変身)、アケビ(大きくなった)。南峯コースではナツハギ、アオツヅラフジ。天気予報は一日雨のはずだったけれどいい方に外れた。それにしても天気予報は当たらない。この時期、古い食べ物を口にするとき 「天気予報 あるいは 気象台」と唱えるとアタラナイということだった。