今夜にも天気が崩れるとの天気予報。ハンノキ池から入って北尾根コースを歩いてきた。午前中の森は野鳥の声もなく静かなものだった。キンモクセイの香りがどこからともなく流れてきた(かすかに)。見まわすと10数m離れたところに橙色が目に入った。香りとこの橙色がセットになってこそキンモクセイ。ハンノキ湿地は例年ムラサキシキブ を楽しんできたのだが、今年は不作のようだ。わずかに小さな実をつけた樹があるのみで寂しい。でも秋色は他にもあった。ゴンズイ、ガマズミ 、ノブドウ・・・・トウカエデが紅葉し始めた。静けさの中、秋がわずかずつ増してゆく。10月もすでに半ばになってしまった。時を惜しむ。