小春日和というには少し早い(小春は陰暦10月のことだが 太陽暦では11月から12月上旬)が、やわらかな陽射しと爽やかな風。猫ヶ洞池は光にあふれていた。ヒドリガモだろうか? 警戒心からだろうか岸から遠いところを泳いでいた。散歩道からの観察、黒から蒼系の実が秋の味わいがましてきた。シャシャンボ、ヤブミョウガ。マユミも色差してきて秋らしくなった。モクレンは七変化、殻から赤い種がのぞいて妖艶な雰囲気。コゲラが忙しそうに幹を駆け上がった。池に覆いかぶさる樹の枝が真っ赤に紅葉してきた。定点観察のザクロを観にいくとザックリ割れていた。カキにスズメが群がって熟れてきた実を啄んでいた。赤も蒼も黒も秋をあらわす色、それぞれ深みを増して秋が深まりゆく。