生誕120年を記念する荻須高徳展 (稲沢市荻須記念美術館) を観てきた。パリの街角が丹念なタッチで描かれていて好もしい。つい佐伯祐三と比べたくなるのだが、タッチが違う。キオスクや店先を軽快なタッチで描いた佐伯、荻須は重厚な感じにパリを描き出している。ふたりは3歳しか違わない(佐伯が年上)。パリで交友関係があり、荻須は佐伯の死に遭遇している。今回の展示でペン画がよかったので図録を買い求めた。美術館の構内に淀井敏夫さん(父の友人 彫刻家)の彫刻がある。久しぶりに対面してきた。
追記:荻須のサインは OGISU ではなく OGISS ということを知った。