今年の正月は息子一家が帰ってきて賑やかでてんてこ舞いだったが、午前中に帰っていった。急にひっそりしてしまった。冬の陽射しがいっぱいだけれど雲の動きは激しい。ちょっと草臥れたけれど、寂しさを紛らわせに近くの猫ヶ洞池をひとめぐり。午後の光は赤っぽい。池は干上がって荒涼としていて、鴨たちは一塊になって岸辺に漂っていた。雑木林は落ち葉の道が続く。観察すべき植物も野鳥も冬枯れ状態(見かけたのはヒヨドリだけ)。サンシュユが陽に輝くのを観たいと定点スポットに足を伸ばした。朱色の実はこの時期の宝石だ。野鳥たちが啄んでいる姿を見たことがない。野鳥好みの味ではないらしい。