カラヴァッジョ展

昨日・今日と東京に行っていた。主な目的は母を見舞うことだったけれど、せっかくだから国立西洋美術館で開かれているカラヴァッジョ展をみてきた。
ルネッサンスからバロックへ、そこにいるのがカラヴァッジョ。光のあて方や陰影についてオランダ絵画(レンブラントフェルメール)、印象派につながる源流にある。自筆の作品が11点が来日している。その中には2014年に発見された(カラヴァッジョの真筆だと認められた)作品「法悦のマグダラのマリア」もふくまれる。これは彼が逃亡生活の末亡くなったときに持っていたといういわくつきの作品で世界初公開。カラヴァッジョの継承者たちをカラヴァッジェスキと言うのだそうだが、17世紀前半の彼らの作品は綿密な筆致で圧倒的な迫力があった。日本人にはカラヴァッジョファンが多いらしく会場は大変な人出だった。
国立西洋美術館 @ 上野公園

カラヴァッジョ展 A

カラヴァッジョ展 B

EU消滅

東京往復は安売りチケット(ホテル込)なのでこだまになる。その時間を使って読むことができた。
どうやら4つの出口(EXIT)あるとのこと。
・GIREXIT グレグジット ギリシャ問題
BREXIT ブレグジット イギリスのEU離脱
・NEXIT  ネグレジット New Comer 新規参入の東欧諸国
・GEXIT  ジェクジット ドイツのあり方
もともとEUはドイツの独走を阻止しようと構築されたにも関わらず、現状はドイツに依存せざるを得ない状況になってきた。もともと経済と政治の統合は難しかったのに急ぎすぎたというのが浜先生考え。浜先生流の喩え話で解説してくれるのだが、やや冗長な感じがする。6/23はイギリスの国民投票だが、その去就が注目される。4つの出口(EXIT)を追いかけていきたい。

EU消滅 浜 矩子著 朝日新聞出版