2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

中国大難

きたきつね氏推薦の本。 中国という大難 富阪 聡著 新潮社 まこと、時期をえた本である。 面白く読んだ。そして戦慄をおぼえた。 四川大地震を中国はどう乗り越えていくのか。 この本の指摘する大難が噴出するのか。 第一の問題は水不足・汚染。 南から運河…

めぐすりの木

岩手を旅してきた I さんにいただいた土産。 木の皮のようだ。 これを煮立てて飲むと目にいいとのこと。 別名 千里眼の木とも言うのだそうだ。 カエデ科の落葉樹。 めぐすりの木の茶というのが通販で売られている。 効用はどんなものだろうか。 老眼に効くの…

手帳(fILO FAX)用ボールペン

おみやげにもらったfILO FAX の手帳にはペンホールダーがない。 軸の細い手ごろな長さのボールペンを探していたが、なかなかいいのがない。 無印良品のリフィル利用のボールペンはアイディアはいいのだが、 格納性とインク特性がいまいち。 金属軸のリフィル…

4色ボールペン

4色ボールペンもいろいろ。 メーカーは差別化を競い、手を変え品を変えての提案。 今回の4色ボールペンは、とんぼの「リポーター4」。 クリップの構造とノックボタンの形に特長がある。 クリップはバネ(たぶん板バネ)と回転中心に工夫があって大口を開…

インデックスクリップ

インデックスとファイルが同時にできるプラスティクのクリップ。 プラスティクの可撓性をうまく利用したアイディア商品。 A5サイズの書類ファイル(最近、文具店でみかけない)の不足に悩んでいた僕には福音。 菓子箱などの厚紙を裁断して2つ折にした手製…

文具3題

北海道はピリピリ

洞爺湖サミットを前に、もう北海道はピリピリ。 会場となるホテル周辺の警戒ぶりは一昨日書いたとおり。 あのホテルは山の頂上にあり、1本のルートしかない。 ヘリが警戒するシーンを想像すると、まるでサスペンスドラマそのもの。 新千歳空港の金属探知機…

読み終えた。面白かった。

消えたカラヴァッジョ ジョナサン・ハー著 田中 靖訳 岩波書店 アイルランド・ダブリンで見つかった「キリストの捕縛」。 「ある」とされた絵が消えて400年。姿を現すまでの物語。 ローマの2人の女性。美術史専攻の大学院生の果敢なチャレンジ。 没落貴…

洞爺湖

ザ・ウィンザーホテル 洞爺のホスピタリティは、噂にたがわず素晴らしかった。 霧にたたられて、ときどきしか湖を展望できなかった。 一方、内浦湾の方の展望はきれいに見渡せた。 素晴らしい立地条件にある。 サミット会場となるため、館内外はSPでいっぱ…

我が家の洞爺湖サミット

雨をおともに洞爺湖にやってきてしまった。 新千歳空港からクルマで約1時間少々、ずっと雨だった。 虻田・洞爺湖インターチェンジ周辺はサミットのため道路が改造されているようだ。 ナビも迷っていた。午後5時過ぎザ・ウィンザーホテル 洞爺に到着。 ホテ…

カラヴァッジョ

消えたカラヴァッジョ ジョナサン・ハー著 田中 靖訳 岩波書店 昨日、図書館の美術書架で見つけた。 I さんがマルタ・バレッタまで見に行ったという「カラヴァッジョ」。 今年はじめだったろうか、テレビでも紹介していた「カラヴァッジョ」。 それ以来気に…

フガフガおじさん

葡萄酒か、さもなくば銃弾を 手嶋龍一著 講談社 著者はNHK海外特派員・ワシントン支局長として多くの国際政治に立会い、 TVレポートを送ってきた。 なかでも9.11のときのレポートは強く印象に残っている。 甘いマスク(柔らかい顔立ち)とフガフガ…

もうひとつのモディリアーニ展

名古屋市美術館でもモディリアーニ展が開催されている。 ついこの間会ったばかりなのに、また再会したといった感じ。 ナニシオウ「おさげ髪の少女」は、名古屋市美術館の所蔵なのだ。 この少女をはじめ、いくつかの肖像画と裸婦像が世界の各地から集められて…

事実は小説よりも奇なり

トゥルー・ストーリーズ ポール・オースター著 柴田元幸訳 新潮文庫 よくできた話、世にも不思議な話といった実話(?)集。 ポール・オースター自身がこういった話が好きなのだ。 奇怪な偶然の連鎖がなぜこの人に集中するのだろうか。 僕のまわりでは、こう…

東急沿線雑感

今回の上京で触れた東京の空気を書いておこう。 Nさんのオフィスは深沢。渋谷から東横線を利用。 渋谷駅は、横浜の元町・中華街までいく電車のターミナル駅。 人であふれていた。 この日は、渋谷ー都立大学ー深沢ー用賀ー芝公園。 その翌日は、乃木坂ー渋谷…

ミュージアム・ショップ

国立新美術館の地下にあるミュージアム・ショップに立ち寄るのが楽しみ。 ここはかなりのスペースをとり、アイテムも数多い。 ちょっと面白いグッズや文具が目を楽しませてくれる。 今回は、リングノートとマスキングテープを買ってきた。 リングノートは今…

モディリアーニ

国立新美術館(東京・六本木)にモディリアーニ展を見に出かけた。 首の長い一連の肖像画を楽しんだ。 首が長いのは、モディリアーニがプリミティブアート(原始美術)に 強い関心をもっていたことに由来する。 カリアテッドというのは、ギリシャ建築の柱を…

米寿のお祝い

元気で米寿を迎えた母のお祝い。 子供たちや孫たちからのプレゼントを喜んでくれた。 若い順にプレゼントしてその場で披露。 YU:トースター(焼けるとスマイルマークが浮き出る) YA&KA:電気ポット(T-Fal) TE:お茶碗(清水焼き) AR:ひざ掛け(ポロ) …

四川省

四川省大地震が発生後72時間がすぎて、まだ1.2万人が生き埋め・ すでに2万人が死亡と報じられている。死者推計は5万人とのこと。 阪神・淡路大震災が6400名の死者だったから、その災害規模の 大きさは凄まじい。 9.11が3000人の死者だっ…

双頭の鷲

ロシアの国章が双頭の鷲だということを知った。 現実の政治もメドベージェフ大統領とプーチン首相の2頭体制となった。 独裁政治が続いてきた国で2頭政治がうまく機能するとは思えない。 いずれメドベージェフが力をつけてプーチンを追い落とすのだろうか。…

診察のIT化

腰痛が治らない。近所のE整形外科に診てもらった。 レントゲンで見ると腰椎が少しねじれているが、異常ではないとのこと。 炎症反応があるかどうかは血液検査によるので、とりあえず痛み止めと湿布。 レントゲンはデジタル撮影。 直ちに診察室のパソコンに…

宮脇 檀

もうひとりの宮脇。こちらは建築家。 父の椅子・男の椅子 宮脇 彩著 PHP研究所 宮脇さんとは建築雑誌の対談でご一緒したことがあった。 なかなかの二枚目でおしゃれ。 ご両親は洋画家(晴)とアプリケ作家(綾子)。 檀さんもデザインにこだわり、暮らし方もカ…

宮脇俊三

父・宮脇俊三への旅 宮脇灯子著 グラフ社 宮脇俊三といえば、鉄道ファンの元祖のような人。 僕の学生時代(60年代後半)には、鉄研が流行だった。 多くはカメラだったが、僕はSL録音を聞くのが楽しかった。 長女 灯子さんの描いた紀行作家・宮脇俊三の日常…

芭蕉イメージが変わる

悪党芭蕉 嵐山光三郎著 新潮社 前から読みたいと思いながら先延ばしにしていた本。 奥の細道をいく芭蕉と曾良の姿、わび・さびといったイメージ先行だった芭蕉。 蕉門には、裏切り・斬殺者・流刑者・男色あり、確執あり。 古池やの蛙も、生類憐みの令に媚び…

サッカーの神さま

通勤の道筋(日進市)に白山宮があるが、今月は足王祭があるとのこと。 のぼりが立ち並んでいる。 立ち寄ってみると、本殿の横に小さな社がある。これが足王社、足の神さま。 足の痛みに霊験があるという。 足が速くなりますようにとか、足の痛みがなくなり…

ボローニャ紀行

ボローニャ紀行 井上ひさし著 文芸春秋 ローマからベネチアへの街道と、ミラノとイタリアのかかと・タラントを結ぶ街道が 交差するところにボローニャがある。 30年来恋いこがれていたという著者が、思いをこめたレポート。 ボローニャ方式という芸術・文…

柏木さんち

玩物草子 柏木 博著 平凡社コロナブックス このひとのデザインセンスが光る。デザイン評論家であり武蔵野美大教授。 自分が使うモノ(家具や身の回りの小物まで)へのこだわり。 自分の生活の仕方や趣味に合うように選んで部屋におく。 自分が手にしたものに…

孫の手

もうひとつのフランス土産は孫の手。背中を掻くやつ。 コートダジュールのエズで買ったそうだが、木製(オリーブだそうだ)。 即物的な形をしている。 日本で見慣れた孫の手は大抵竹製で平べったい耳掻きの大きなもののようだが、 これはかたまり感がある。 …

Filofax

家内と娘がGWにフランス旅行にでかけた。 その土産に何がいいかと言うので、Filofaxの手帳(mini 5穴)を所望した。 製品番号を伝えておいたのだが、それは生産中止だとかで近いサイズのものを 買って来てくれた。 リングは同じサイズなのだけれど、幅がす…

恵みの雨

GWの真っただ中の雨、多くの人たちには恨みの雨かもしれないが、 昨日行った里山や湿地の木々や草木にとっては恵みの雨だろう。 伸びざかりの彼らは、背丈を伸ばし緑を濃くする。 熊野古道を歩いて以来、腰痛の僕にとっても恵みの雨。 今日一日、本を読み…