2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

僕の講義はつまらないのか?

地元の大学で非常勤講師を勤める。 今年で3年目。この時期、週1回、1クルー4回の講義を受け持つ。 講義は「福祉ビジネス論」。 現役時代に経験した製品企画、開発を紹介。 机上の議論ではなく実務の状況を伝えたいと思っている。 高齢社会での福祉機器を…

佐伯一麦(さえき かずみ)

この作家の小説・エッセイを読み始めて3,4年になろうか。 若い頃、電気工事作業に従事していたせいで塵肺をかかえている。 離婚、新しい家庭、草木染めをやる奥さんとの日常・・・・。 私小説なのだが、穏やかな日常描写が心地よい。 そして自然観察が細…

スケッチは3分 山田雅夫著 光文社新書

この人のファンである。 「15分 スケッチ」シリーズを何冊か読み、手元に置いている。 省略と誇張、線画だけれど面がうまく表現されている。 さっさと15分で描くのが「15分 スケッチ」、それがさらに3分に短縮。 描画法のコツを指南してくれる。 ツボ…

名古屋の秋

ここ数日の冷え込みで銀杏がいっせいに黄色く色づいた。 「銀杏は手品師」のメロディが思い浮かぶ。 フランク永井の低い歌声で。 名古屋は神宮外苑や御堂筋のような銀杏並木はないが、 秋の色合いを濃くしている。

巴里憧憬展 名古屋市美術館

「エコール・ド・パリと日本の画家たち」をサブタイトルにした展覧会。 第1次世界大戦前後にパリを中心に活動した芸術集団をエコール・ド・パリという。 モジリアーニ、シャガール、ユトリロ、マリー・ローランサン、藤田嗣治などが代表選手。 藤田のほかに…

藤沢周平の世界

風の影(カルロス・ルイス・サフォン著)の読後だけに、 藤沢周平の世界は清らかで瑞々しい風景と一本気な男やけなげな女が登場して いかにも日本的味わい。 こってりした洋食と旬の味を生かした和食の違い。あるいは油絵と淡彩の水彩の違い。 最近、朝日新…

荻須高徳展 稲沢市荻須記念美術館

曇天の寒々とした一日。稲沢の荻須記念美術館を訪ねた。 没後20年を記念した特別展が開催されていた。 ペン画、水彩画を含めて90数点、全国から集められている。 パリ、ベニス、アムステルダムなどの街角。 彼の描く空は、灰色や鉛色した暗い冬空を想わ…

風の影(下) カルロス・ルイス・サフォン 集英社文庫

後半は大きくストーリーが展開。 過去、現在、未来が交錯し、その意外性に驚くのだが、少々必然性に欠けるのでは ? しかし、物語として十分楽しめた。 登場人物のキャラクターが面白かった。 ヴィクトル・ユーゴーやバルザックの世界を彷彿とさせる。

不思議な掛け算

ネットサーフィンしていたら不思議な掛け算のやり方が載っていた。サイト名は失念。 九九を知らなくても足し算だけでやれる掛け算。 計算例は2桁どうしの掛け算(A:12×23 B:13×24)。 前の数字を横線に置き換える。10桁の数字を上に、1桁を少し…

僕の積読

読書の秋だというのに、なかなか本がはけない。 積読はごらんのとおり。 なかには根雪になってしまったものもある。 「なんとかしなくては」という決意表明として公開。 ハードカバー 若い読者のための世界史 空想亭の苦労噺 情勢判断の鉄則 利己的な遺伝子 …

風の影(上) カルロス・ルイス・サフォン 集英社文庫

「忘れられた本の墓場」という古本収集場でめぐり合った1冊の 本を中心に奇数なストーリーが展開する。 バロセロナが舞台。 スペイン・ツアでちょっと立ち寄っただけだが、親しみのある街だ。 作家をさがすうちに、その足跡を消そうとする影の力が不気味。 …

ミネラルウォーター

新谷(病気にならない生き方の著者)式健康法にミネラルウォーター(硬水)を飲むこととある。 できることからやってみようと硬水のミネラルウォーターにトライしている。 コントレックスは相性が悪かったので、中硬水を探している。 下記は、近所のスーパー…

黄色いミニクーパー

昼飯をとるためにクルマを走らせていた。前方に黄色いミニクーパー。 先輩のKさんがこのクルマに乗っているということがよぎった。 「ひょっとして」と思い、信号待ちのそのクルマに近づいた。 やっぱりKさん。身振り・手振りでエール交換して別れた。 K…

大丈夫ですか

「大丈夫ですか?」という言葉を耳にすることが多くなった。 コンビニで 「ご注文は・・・ですが、大丈夫ですか?」 「おつりは・・・です。大丈夫ですか?」 会社で 「会議室は・・・ですよ。大丈夫ですか?」 僕の感覚では、「大丈夫」というのは健康や生…

品川と丸の内

もう1日東京に滞在。宿は品川プリンス。はじめて。まったくのビジネスホテルだった。 品川はすっかりオフィス街に変貌した。朝、駅からサラリーマンの群れが吐き出されてくる。 我もかってはサラリーマンだったと感慨ひとしお。 午前中、丸善丸の内本店で至…

小春日和の日曜日

朝、新聞を開くと日曜日なのに歌壇があるではないか。 いつものように「郷 隼人」をさがす。 あった。久しぶり。生きていたのだ。 獄房の同居人(ルームメイト)の鼾をば窘(たしな)め日記を綴るあけとき 母と妹を見舞うため、朝の新幹線で上京。 快晴。車窓に…

尻尾を踏んでしまった

尻尾はロングテールのこと。 ラジオで流れた曲がほしくなって、アマゾンでCDを発注した。 すぐに受注のメールが届いたが、2週間たっても注文品の発送連絡がない。 どうしたことかと半分あきらめていたところ、昨日(発注してから16日目) になってフォ…

カナダ旅行のつづき バンクーバーとビクトリア

カナディアンロッキーとナイヤガラ滝をアップしてきたが、今日はバンクーバーとビクトリア。 バンクーバーは住みたい都市のトップランクにある。美しい海と緑にあふれている。 冬の寒さを知らないが、僕が訪ねた5月はすがすがしく輝くすてきな街だった。 ク…

病気にならない生き方 新谷弘実著 サンマーク出版

エンザイム(体内酵素 生物の細胞内に作られるたんぱく質性物質)をキーワードとして 語られる現代版養生訓。 著者は内視鏡で胃や腸を診察してきた外科医。30万もの事例から編み出し自ら実践する健康法。 覗いた胃や腸にその人の健康状態、食事や生活習慣…

ペルシャ文明展

紀元前5000年に遡るペルシャ文明。 こぶ牛形土器はじめ動物形土器は紀元前1500年から紀元前800年のもの。 いずれも造形的にすばらしい。 その頃の日本はまだまだ縄文時代(紀元前900年頃)にもたどり着いていない。 やがて紀元前6世紀にはア…

「郷 隼人」をさがす

月曜日の朝、新聞を開くと朝日歌壇に目をやり「郷 隼人」をさがす。 彼は殺人罪で終身刑の身、もう20数年アメリカの監獄に服役している。 故郷を思い、母を気遣う、身の回りの変化を楽しんだり、心苛まれたり・・・。 彼の短歌に、罪を償うことの過酷さを…

とうかいこもうせんごけ

今日は毎月恒例の八竜自然観察会。 今年は暖かいせいか、里山の木々はまだ緑の葉をつけている。 湿原には、しらたまほしぐさが満天の星のように群れをなして残っていた。 みなドライフラワーになっている。 草木は実をつけているものが多い。 うめもどき、く…

神様からひと言 荻原 浩著 光文社文庫

「明日の記憶」の荻原 浩が描く企業小説? 劇画風のユーモア小説。 古色蒼然たる食品会社、旧態依然の番頭専務 vs ボンボン副社長、リストラ要員収容所「お客様相談室」、 謝罪のプロ、熱血サラリーマン・・・・。 TVドラマ仕立てのストーリーで楽しませる…

Firefox

インターネットのブラウザーは 普段 Opera を使っている。 さして不便・不具合は感じていないが、最近新聞で Firefox の評判を知った。 さっそくダウンロードしてみた。 まだ不勉強でそのよさを実感できていないが、さくさく動くように思う。 開いたサイトが…

団塊世代

「下流社会」の著者 三浦 展氏による団塊世代の分類が興味深い(日経ビジネス 10/30号)。 ① 団塊ニート 何もしそうにない無気力集団。年収も貯蓄も少なく、消費意欲も低い。 朝から図書館で新聞を読んでいるタイプ ② スポーツ新聞 ゴルフ三昧のオヤジ系。中…

消えた虫の音

走行するクルマの中でも聞こえていた虫の音が最近すっかり消えた。 今朝の天声人語によると聞こえていたのはアオマツムシ。 「リーリーという甲高い音色は車の音を押しのけるほど強い」 「体長2cm、緑色で野鳥から見えにくく、木から木に飛ぶ」 「明治以降…

八子ケ峰 その2

秋の蓼科を満喫した八子ケ峰。画像でご紹介しよう。 この時期、暑くもなく寒くもなく太陽の温もりが心地よい。