ギャラリーめぐり

昨日はギャラリーめぐり、メンバーの一人は風邪で欠席。逸見邦三郎習作水彩画展@栄 彩画堂 を見てきた。主催者は僕らより9歳年上のトヨタのカーデザイナーで退職後画家となった人。今回は水をテーマとしてヨーロッパ各地の風景画。コッツウォルズブルージュ、ヴェネティアなど懐かしい風景があった。わかりやすい作風で誰からも好まれる。買い上げシールが散見された。先回少し元気がないようだったが、今回はお元気になったように見受けた。好きなことをやって過ごせる、それが何より。羨ましい暮らしぶり。アヒルの水かきのところは見えないけれど・・・。
そのあと、Hさんのところでおしゃべり。運慶、北斎ロダンとアートの話にひと時を過ごした。
何やらくたびれてしまって、ブログのアップを怠って今日になってしまった。

平和公園

天気は下り坂、寒々とした日となった。平和公園は冬景色。色の少ない中で赤い実のナンテンが目立った。それと草むらのカラスウリが橙色になってきた。これらはまだ野鳥に食べられずにいる。梢に動きがあったので双眼鏡で追いかけるとカシラダカだった。特徴的な頭の羽は最近の流行りのヘアデザインのよう。少し行くとジョウビタキのメス。クリクリした目がかわいい。この日もカワセミ、連続記録を6日に伸ばした。その背後にいたコサギも生き生きとした表情がよかった。この寒さの中で植物は春の準備。コブシなのかモクレンなのか冬芽が大きくなってきた。
平和公園の冬景色

ナンテン

カラスウリ

カシラダカ

ジョウビタキ

カワセミ

コサギ

コブシの冬芽

最近の読書

最近ほかごとに気を取られて本のスピードが上がらない。図書館から借りた本も半分は未読のまま返却してしまう。ここ2週間での実績は4冊。
塩野七生の本
塩野さんは高校の同窓(4年ぐらい上級)なので親しみをもつ。イタリア在住、ローマ人の物語やいくつかのエッセイを読んできた。イタリア、地中海世界に視座を置いての話の展開(マキャヴェリの言を引くことも多い)は参考になる。今回のエッセイでは一神教の西欧・中東と八百万の神の日本の対比・相違が面白かった。広い見識に感心している。
わけあり記者
3つのわけ(鬱 老親介護 自身のパーキンソン病)を抱えて奮闘する新聞記者の奮闘記。鬱経験者として同じ思いをしたことがあるが、実に赤裸々に描いている。まだ完全に脱していないようだが、健闘を祈る。介護、闘病と三重苦の中にあって頑張っている。
落合陽一の本
父親が落合信彦(国際政治ジャーナリスト 若い頃親しんだ)というミーハーな気持ちで手にした本。シンギュラリティ(人工頭脳が人間文明を超えるという)に備えるというサブタイトルに惹かれて読み出したが難解。知的壁があってお手上げ状態。シンギュラリティのくる2040〜2045年までは生きないもんねと負け惜しみ。
北斎の本
Life誌が「過去1000年で最も偉大な業績を残した100人」に日本人でただ一人選ばれたのは北斎富嶽三十六景に親しんできたり小布施で北斎美術館へ行ったりしてきた。今年は北斎の作品が里帰りしていて話題になっている。昨晩のぶらぶら美術・博物館で「北斎ジャポニズム展」@国立西洋美術館を取り上げていた。北斎漫画が西洋近代画家に与えた影響の大きさに驚く。シーボルトとの接点、娘の応為の存在など興味が尽きない。若冲、運慶、北斎と忙しい。
逆襲される文明 日本人へ 鄽 塩野七生著 文春新書

わけあり記者 三浦耕喜著 高文研
超AI時代の生存戦略 落合陽一著 大和書房

北斎への招待 内藤正人監修 朝日新聞出版