東芝 原子力敗戦

東芝のWH(ウエスチングハウス)絡みの企業存続危機問題を追いかけて迫力のあるレポート。原発の深い闇を覗き込んだ感じがする。国策を旗印に官僚 I(現在首相秘書官)と暴走機関車といわれる東芝社員 T、粉飾決算の3人の社長と経営陣、東京電力や日立 三菱の動き・・・。原子力はやっぱりヤバイ。
巻末にある話に共感。こういう事態になったのは「サラリーマン全体主義」。滅私奉公、全社一丸で自分の仕事が見えていない。それは旧日本軍の失敗やアイヒマン(ナチ ホロコースト)にも擬える。
東芝の危機はまだ脱してはいない。潰すに潰せない。国の出資による原発事業の統合に至るかもしれない。その時は東芝の消滅。

東芝 原子力敗戦 大西康之著 文藝春秋

完全防寒で出かけた平和公園

朝の外気温は2℃、体感としては零下。この冬一番の寒さで午後から雨、夜には雪になるという。雲行きが怪しい。黒い雲が流れていく。ハンノキ池もスモモ池も凍りついていた。こんな日は野鳥も身を潜めているのかさっぱり姿をみせない。ひとめぐりして帰ってきた。完全防寒で出かけたが凍えた。空振りのバードウォッチングだった。
里山の家 雲が飛ぶ

凍ったハンノキ池

スモモ池もバリバリ

林の中に薄日がさすが寒々しい

竹林のナンテンの赤が目を引いた