蝉しぐれ

NHK深夜便の語り「蝉しぐれ藤沢周平)」が昨夜完結した。
1年半75回に渡った番組で、松平アナの語り口がすばらしかった。語りがイメージを膨らませる。
「本で読む」、「映画をみる」、「語りを聞く」のなかで「語り」が一番映像的だったような気がする。
平四郎が父の骸を荷車で運ぶシーン、馬上からのおふくを見送るシーンでの蝉しぐれが印象的。
次は同じ藤沢周平作「三屋清左衛門残日緑」。
これも僕の好きな藤沢作品。