2006-09-19 蝉しぐれ NHK深夜便の語り「蝉しぐれ(藤沢周平)」が昨夜完結した。 1年半75回に渡った番組で、松平アナの語り口がすばらしかった。語りがイメージを膨らませる。 「本で読む」、「映画をみる」、「語りを聞く」のなかで「語り」が一番映像的だったような気がする。 平四郎が父の骸を荷車で運ぶシーン、馬上からのおふくを見送るシーンでの蝉しぐれが印象的。 次は同じ藤沢周平作「三屋清左衛門残日緑」。 これも僕の好きな藤沢作品。