イマジン

12月8日はジョン・レノンの命日。
自宅アパート(ダコタ・ハウス)とそのすぐ近くにあるストロベリー・フィールズ(セントラルパークの一角)を訪ねたことがある。
1998年。その日は寒い日だったが、日ざしは明るかった。
狙撃されてからもう26年になるという。
世界は平和になっただろうか。レノンが歌ったような世界になっただろうか。
こないだ読んだ東野圭吾著「手紙」という小説のなかで、主人公が「イマジン」を歌う。
それにちなんで文庫本の解説にエピソードが紹介されている。
レノン役を募集しオーデションで選ばれた俳優の本名が、偶然にも犯人と同じチャップパンだったという。
オノヨーコはその俳優を断ったそうだ。そうだろうなあ。夫人にとっては生々しすぎる。
遠い昔の記憶のようだが、あの衝撃は僕にとっても生々しい。