沖縄の鬼面

沖縄ツアの最終日は、壺屋通りで鬼面の焼き物をさがした。
Nさんの新オフィス移転のお祝いにしたかった。
今はシーサーの方が人気があるようで、気に入った鬼面が見つからない。
何軒目かの焼物屋でこれはというものに出くわした。
店主らしいおばちゃんに品をもっていったら、
「最近はこういうのないんよ。売れないからうちに持って帰ろう思とった」
と言い、気前よく値引きしてくれた。
そして、ていねいに包装してくれたものだった。
機内持ち込みにして大事にもってかえってきた。
帰宅して、念のためと思って包装を解いてビックリ。
鬼の角にひび割れ。かけた後を接いだ跡。
値引きしてくれたのは、こういう「わけあり」だったのか。
おいおい、おばちゃん!
これではお祝いにならないので、我が家の壁を飾ることにした。