イージス艦の脆弱性

高度な情報システムと迎撃ミサイルを搭載した最新鋭の艦艇のウィークポイントは
眼前の敵のサーチ能力、ひとがコントロールする部分と組織として情報のしくみ。
こんなにスキだらけの防衛設備では、万一の危機にどう対応するのか。
あの漁船が爆弾を満載したテロ船だったとしたら、大成功だっただろう。
9.11に匹敵するほどの意外性である。
ひとがコントロールするシステムは常時の訓練と緊張感がないと機能しない。
箱ばかり立派でも、魂が入っていなければ虚仮脅かしにすぎない。
今読んでいる大西輝政著「本質を見抜く考え方」(サンマーク出版)のなかに、
「歴史を動かしていく重要な要因は人間の精神的な部分である」という指摘がある。
これは歴史についての言及だけれど、今回のことにもあてはまる。
防衛省は格下げして出直しが必要だ。