その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める イアン エアーズ著 山形浩生訳 文芸春秋

要するに回帰分析の話。
IT時代だけに取り扱うデータはテラバイトからペタバイトだろうと
問題にしないで取り扱うことができる
そうした膨大なデータを基にした統計分析を絶対計算というそうだ。
意外な要因がその特性に関与していて、その回帰性を見いだせれば
もてる情報で将来あるいは別な面の予測ができることになる。
ワインの質(ビンテージ)は、冬の降雨量、育成期の平均気温、収穫期の降雨量の
関数で決まる。
その年のワインの出来具合は収穫と同時に予測できてしまう。
このような絶対計算を社会現象や購買行動、医療診断に応用しょうというのだ。
病気の診断も、医者という専門家の知見によるよりも絶対計算による判断のほう
が精度が高いという。


データを握ったところは、神になるかもしれない。
Googleの恐ろしさはそんなところにある。
回帰分析をもっと勉強しなくてはならない。
ベイズ検定が、見えない世界を見せてくれるらしいが、もうここはさっぱりわから
ない世界になってしまう。