ネット君臨

ネット君臨 毎日新聞取材班著 毎日新聞社
インターネットが現代社会での存在が大きくなり、横暴な振る舞いがでてきた。
題名はそのことを指している。
匿名性からの「祭り」「炎上」という個人攻撃・中傷、「いじめ」「児童ポルノ
といった暗い部分がでてきた。
それらへの対処のために監視社会への傾斜。
本書はネット社会の暗い部分、マイナス面をクローズアップし警告している。
Web2.0 として、ネット社会の明るい未来やプラス面をみてきたので、暗澹たる思い。
これも現実なのだ。
性善説に立つのも危険だが、性悪説による規制・制限はせっかくの効用が活かせない。
加害性の回避と自己責任、状況に応じた対処法。
悲観論には立ちたくない。なんとか知恵で解決してゆくことを期待したい。