ミラノ 朝のバールで

ミラノ 朝のバールで 宮本映子著 文芸春秋
帯に珠玉のエッセイ集とある。
ミラノでの22年間の暮らしをいきいきと、
イタリア人との心の通った生活ぶりが伝わってくる。
なんだか「グッ」とくる話がある。
確かに珠玉のエッセイといっていいだろう。
こんなにも濃いつきあいができるのは、著者の人柄によるのだろうが、
イタリア人気質にも驚いてしまう。
ミラノには仕事でとツアーでとそれぞれ1回行ったことがある。
短い滞在だったけれど、中央駅周辺・スフォルツェスュ城・ドゥモ・
ガレリア・・・・霧で立ち往生した空港、懐かしい。
紹介されているイタリア人は、明るくたくましくイイカゲンであるが、
何か哀愁を感じさせる。