＜使い勝手＞のデザイン学 ヘンリー・ペトロスキー著 朝日選書
身の回りにある日用品を取り上げて、「デザインとはなにか」を語る。
「使い勝手」と「よいデザイン」の関係、ものの形がそこに至った理由・・・・
ひとは使い勝手だけでもグッドデザインだけでも、ものを選んでいない。
どうもいろいろな条件に折り合いをつけているようだ。
紙コップにも、水飲み場に置かれた共通コップの不衛生さが背景にあった。
それは、必需品になったミネラルウォータのボトルにつながる。
などなど。日用品に隠されたデザインと薀蓄。
どこかで読んだことのある口調だなとおもったら、
「ゼムクリップから技術の世界が見える」と同じ著者だった。
