またまた五木寛之

NHK深夜便でときどき聴いていた歌謡曲を軸にした自伝的エッセイ。
著者は僕より10歳年上だけれど、幼いころの歌を実によく記憶していて感心してしまう。
戦後の引き揚げの喧騒の中でも歌が流れていて、歌に支えられた生活だったとのこと。
僕の幼いころの歌は、「鐘の鳴る丘(とんがり帽子)」か「新諸国物語(笛吹童子)」。
夕方のラジオから流れてきた。


わが人生の歌がたり 昭和の哀歓 五木寛之著 角川書店