2010-01-12 星に願いを 昨年なくなった庄野潤三の作品。 晩年の作家の日常がほのぼのと描かれていて味わい深い。 身辺雑記と家族や親しい人達との交友記(小説とは言いがたい)。 同じことを繰りかえすのもほほえましい。 読みすすむうちに庄野家の一員になってしまう。 見習うべきは奥さんを称えること、いつも穏やかでいること。 ぼくのブログもこうありたいもの。 そう思うとこの文章(作者は小説という)はやはりプロの技だ。 星に願いを 庄野潤三著 講談社