星に願いを

昨年なくなった庄野潤三の作品。
晩年の作家の日常がほのぼのと描かれていて味わい深い。
身辺雑記と家族や親しい人達との交友記(小説とは言いがたい)。
同じことを繰りかえすのもほほえましい。
読みすすむうちに庄野家の一員になってしまう。
見習うべきは奥さんを称えること、いつも穏やかでいること。
ぼくのブログもこうありたいもの。
そう思うとこの文章(作者は小説という)はやはりプロの技だ。


星に願いを 庄野潤三著 講談社