言語力

一昨晩、NHKのテレビ番組 A to Z が面白かった。テーマは「言語力」。
自分の考えをきちんと表現できない若者が増えているという。
「察する」「あうんの呼吸」といったことをよしとする日本人の特性が背後にあるが、
短い言葉ですませるケータイメールや twitter の流行も一因だろうか。


オシム(元サッカー日本代表の監督)は、指摘している。
「日本選手は自分の考えを伝えてこない、対話が不在だ」と。
先回のW杯での敗因に意思疎通を欠いたまま戦ったことつまり言語力の欠如があげられた。


佐藤可士和(デザイナー)の発言。
デザインをまとめる仕事では、イメージの共有には文章・言葉が重要であること。
それには自問自答して自分の考えをはっきりさせることが必要だ。


論理的にしゃべる(文章にする)には、結論から言うこと、根拠をつけて説明することが重要だ。
「男は黙って・・・・」が男らしさと思ってきた。口数の多いのは軽薄だとも。
今は論理的に話す力・言語力が問われる時代になった。


我が身を振り返ると、「あれ」「これ」という言葉が多く言語力・論理以前の問題である。
いまさらトレーニングというわけにもいかず、諦めの境地であるが・・・・