黒沢映画 乱

年末に録画しておいた黒澤作品「乱」を見た。
3時間におよぶ超大作。黒沢晩年の1985年作品。
黒沢作品として評価は割れているようだ。
シェークスピア劇「リア王」を下敷きにした戦国時代一族の骨肉の争い。
スケール感があり迫力のあるスペクタクルなんだけれど劇画風。
幻想的だけれど、僕には「なんだかなー」と懐疑的な感じが残った。
映画を現実的に見てはいけないのだろうが、ありえなかったり飛躍的でついていけない所が多い。
所詮、紙芝居であり劇画だと思えばいいのだろう。
主人公の仲代達矢は迫力満点だったけれどちょっとオーバーアクション。
それも劇画的と思う所以。