冴え返る

春になっていったん緩んだ寒さがまたぶり返すことを「冴え返る」という。
八竜湿地も寒々としていた。
湿地にはカエルが卵を産んでいた。
激減が心配されているカスミサンショウウオの卵も見せてもらった。
草木は着々と春の準備をしている。
コブシの花芽が大きくなっていた。手で触るとビロードのようになめらか。
冬芽がふくらんでいくことを「展開する」というのだそうだ。
ネジキがぐーんと新しい枝を伸ばしている。
ハルリンドウの開花はこの寒さで遅くなるようだ。
冬枯れの里山に唯一ヤブツバキが赤い花を咲かせていた。