広報官はもっとしっかり現状を把握すべし

福島第1原発の緊急事態は少しずつ改善に向かいつつあるが、まだまだ予断を許さない。
そんな中またまた3号機から黒煙、2号機から白煙が上がったとの報道。
その情報を発表する原子力保安院が頼りない。
N審議官はこの事態の当初から会見に登場しているが、いただけない。
伝言ゲームに終始しているし事態を十分把握しているとは思えない。
記者からの質問にいつもしどろもどろの感じ。
想定される質問への準備ができていない。
周囲に確認しながらの回答は、聞く方に不安が伝わってきてしまう。
この人を見て組織を判断すべきではないと思うが、信頼感が萎んでしまう。
松原隆一郎氏(東大教授)が指摘しているように「腑に落ちる説明が必要」ということだ。
マスコミも過敏反応することなく冷静な報道と国民の理解できるような説明が必要だ。
災害報道も悲惨さや心温まることを伝えるだけでなく沈着な行動をもとめる記事がほしい。