ジプシーを訪ねて 関口義人著 岩波新書
ジプシー音楽を切り口に世界に広く分布するジプシー(ロマ)を訪ねまわる。
なかなかの力作。流浪の民の起源や差別化される人たちの実態を追う。
ジプシーは自らは一切の記録を書き残していないという。
文学よりも、音楽がジプシーの生活をよく語っているらしい。
フラメンコぐらいしか知識をもたなかったので眼を見開かれる。
娘に話したら、何枚かのCDを出してきてくれた。
ビセンテ・アミーゴ、ファンファーレ・チョクルリーア、ジプシー・キングなど。
これから楽しみが広がる。
いい本にめぐり合えた。
