八竜湿地観察会

月いちの観察会。
緑が一層深くなった木陰をハグロトンボが幻想的に舞う。
なんだか魂が舞っているようだ。その舞台にトンボソウがあるのもなにやら因縁めく。
新池にはシオカラ、アカネ、コシアキなどのトンボが飛び交う。
秋に色づく草木は緑の実をつけている。
タカノツメ、アオハダ、コブシ、エゴノキ、サワフタギなどなど・・・・。
ウリカエデの翼状の実は薄いピンク色が美しい。
湿原の花は少なかったが、ネジバナが身を捩るように咲いていた。
下の湿地と上の湿地をつなぐ木道が谷部を横切るところが「風の道」にあたる。
爽やかな風がよぎり、汗がひっ込む。