野蛮な読書

僕は平松洋子さんの文章に惹かれる。これまで読んできたのは食にまつわるエッセイだったが、今回は読書を中心に生活の一端を垣間見せて引き込まれる。開高健南伸坊正岡子規宇能鴻一郎池部良獅子文六沢村貞子室生犀星・・・と、確かに題名の通り野蛮な読書だ。宇能鴻一郎まで登場する野蛮さ。多くの刺激を受けてまたまた読まなくてはならない本が増えてしまった。
野蛮な読書 平松洋子著 集英社