ホイッスラー

娘がフォトグラファーとしての初仕事で鎌倉に出かけ、帰りに横浜美術館でホイッスラー展を見てきたと言って図録を買ってきてくれた。
ホイッスラー(1838〜1903)はアメリカ生まれだけれど、パリ・イギリスで活躍した。「音楽が音の詩であるように、絵画は視覚の詩である」とし、色彩と形のハーモニーに美を見出そうとした。絵のタイトルも「白のシンフォニーNo.3」、「灰色のアレンジメント」、「ノクターン:青と金色」・・・。印象派の後、ゴッホピカソとは違った道をとり独自の世界を築いた。浮世絵に大いに刺激を受けたジャポニスムの画家でもある。
先日の日曜美術館NHK)でも放映されて印象深く視たところだったので、図録はありがたかった。放送ではバックグラウンド・ミュージックとしてショパンが流れた(千住 明氏の選曲)。