熱海と下田

熱海はかんぽの宿、下田は東急ホテル。宿泊費はほとんど同じだったが、そのホスピタリティに大きな差があった。かんぽの宿では、まずロビーでアメニテティを自分で選ぶ。驚いたことに洗面所のコップは紙コップ。スタッフはそれなりに努力している様子だったが、コストダウンが目立ちとてもリピートする気にはならない。かんぽの宿の身売り話がでているが、さもありなん。熱海の街も古色蒼然、昔ながらの温泉街。箱根の雰囲気には遠く及ばない。せっかくのポジショニングの良さが活かされていない。下田は海が美しいし、魚が美味だった。街も清潔感があったし、若い人が町づくりに参加している(ペリーロード)。東急ホテルからの眺めがよく、築50年ということだがホスピタリティでそれをカバーしていた。