椎名本 極北の狩人

Nさんから借りた椎名本(極北の狩人)をここ数日少しずつ読んでいる。いつものビールぐいぐいのシイナではなく、結構まじめに北極海周辺に住む少数民族の地を旅するエッセイだ。ビールぐいぐいではないのは禁酒地域のせいだった。極北の民族は棲む地域によって名称が異なる。エスキモー(アラスカ)、イヌイット(カナダ)、コピック(ロシア)。共通するのはモンゴロイドということ。イッカク狩り、セイウチ撃ち、ホヤ漁・・・・など極北の狩人の生活を追う。一角獣(ユニコーン)のもとになったイッカククジラを追って氷海の開くのを待つ。極北に凶悪な蚊が大量にいるというのにも驚いた。生肉食やセイウチの醗酵肉の話も興味深かった。

極北の狩人 椎名 誠著 講談社文庫