左が前という感覚

自動車の絵を描くとき、フロントが左側にないと落ち着かない。これは自動車技術者(ボデー設計)の習性によるのだろうか。側面図ではフロントタイヤの中心をゼロ番線として右に向かって100mmごとに番線が刻まれる。ちなみに上下はロカーアームの下端がゼロ番線で、上に番線の番号が増える。
この間も平山郁夫シルクロード美術館でらくだの商隊の絵を見た時、左向きの絵は進んでいる感じ(西域を西に向かう)がして、右向きは帰ってくる感じ(中国へ帰ってくる)がした。
年表や時系列表記では左が古代(時系列的に古い・もどる)であり、右が近代(時系列的に新しい・進む)となっている。これが反対だと違和感を感じる。
なんだか変だけれど、人の慣れというものだろうか?
らくだの商隊の絵