もう3、4日続いている秋の快晴。今朝も半袖シャツでは少し寒い。そろそろ勅使池に北から鳥たちがやってきているだろうか? 偵察にいってみた。池のまわりは明るい陽射しが柔らかく心地いい。勅使池は散策道が池の岸をめぐっていて、鳥たちの隠れ家になる水中木立が道のすぐ近くにある。水草の中にダイサギ とオオバン が餌を漁っていた。嘴が橙色だからダイサギ に違いないが小柄なのでチュウサギかコサギかと思ってしまう。細くて長い首、ここを獲物が通って行くのかと思うと感心してしまう。オオバンは相変わらず首を振って忙しそう。カイツブリ のけたたましい鳴き声がして小さな姿をあらわしたが、警戒からかその表情は険しい。カルガモ が樹の根元に静かに佇んでいた。まだオレの季節ではないとばかりに。 今がオレの季節だとモズが高鳴き、見上げるとこずえの先にとまっていた。目を少し移すとギンナンが熟して橙色になっていた。ということでバードウォッチングにはまだ少し早いようだった。超望遠カメラを構えた人たちは手持ち無沙汰の風だった。