すべての疲労は脳が原因

身体的な疲れや精神的な疲れが本当の疲労の原因ではなく、脳疲労(自律神経の中枢)が真の原因だと科学的に説明している。最近疲労感が続くので衝動買いした本である。これまでの疲労の考え方を一変させる。以下よみながらのメモ

・脳疲労の3大サイン:飽きる 疲れる 眠くなる
・疲れているのは筋肉や身体的・心理的ではなく自律神経
・飽きてきたら集中しようとせずに休息すること
・元凶は乳酸ではなく活性酸素→脳内の神経細胞を攻撃
・疲労因子FF(Fatigue Factor)と疲労回復因子FR(Fatigue Recover Factor)
・睡眠が疲労回復のカギ 深いノンレム睡眠が大切
・いびきは疲労の原因:呼吸による疲れは脳疲労に直結
・疲労軽減には紫外線カット→サングラスが必要
ブルーライト(PC タブレットから出ている)を避ける
・お風呂はぬるま湯で8分程度 半身浴 寝る1〜2時間前
・脳疲労を改善するイミダペプチド(鶏の胸肉、マグロやカツオの尾びれに含まれる
イミダペプチドは細胞の酸化と損傷を抑える
クエン酸の疲労回復作用:レモン 黒酢(大さじ1杯)
・自然環境のゆらぎが脳疲労を軽減する
・ワーキングメモリーを鍛えると脳疲労を予防する
・記憶のタグつけのコツは感動すること
・ワーキングメモリーの鍛え方
 モノゴトを多面的にみる
 多くの人とのコミュニケーション
 いろいろなことに興味を持つ(好奇心)

すべての疲労は脳が原因 梶本修身著 集英社新書

和田英作展

刈谷市美術館に和田英作展を観にいってきた。絵の技術が高くて真面目な性格だとこういう絵になるのか。自然派を踏襲した作品が並ぶ。和田英作(1874-1959)は黒田清輝のあと明治・大正・昭和の洋画壇を牽引してきた重鎮。写生中心の穏健というか静かに感情を抑えた作風が好もしい。風景画、肖像画、薔薇など。富士山の絵は構図が風呂屋の壁絵のようだったが・・・・。晩年、知立で暮らしたので、小堤西池のかきつばたや逢妻川の風景が描かれている。鹿児島生まれで東京育ち(明治学院)の和田だが、刈谷とは近い関係があったのだった。
刈谷へは地下鉄とJRで行き駅から歩いて10分ほど。ここはいつも好もしい企画展を催す。