「超」手帳法 (野口悠紀雄著 講談社)

来年の手帳をどうしようか考える時期をねらっての発刊。
野口先生も商売がお上手だ。
「超」整理法の考え方が踏襲されているので、とくに目新しいところは少ない。
しかし、日ごろ迷いがあったところをガイドしてもらったような気がする。

スケジュールは「ポケット1つの原則」と「時間軸上での位置」(一覧性)が重要。
メモ魔になろう。僕の場合は、アイデアの捕獲というよりも現実的な物忘れ防止のため。
メモには情報のなかの雑音を減らす効用がある。
TO DO リストの効用は、やり遂げたときの「消しこみ」の快感にある。同感!
PDAのスケジュール、TO DO リストの欠陥は、操作が目的化(オタク化)すること。
PDAを無理して使っているような気がしていたので、この部分は手帳に絞ろう。
手帳とPCのリンクはプリントアウト。これはすでに実施。
デジカメによる書類(とくに新聞切り抜き)の電子化。これは試してみたい。
所要時間が不確実な案件を先に処理すること。これはそのとおり。
情報を集めることより、自分に必要な情報を選別すること。
 
僕の手帳はA7サイズでA5のシステムノートとリンク。A5ノートが母艦。
A5ノートはA4資料(PC資料)とリンクしている。
 
では、PDAはなんのために持つことになるのか?
手帳やノートはデータが増えると厚くなるが、PDAだとその心配がない。
しかし、実際のところ戦力になっているかというと疑問。お守りみたいなものだな。
 
それにしても「超」整理手帳のサイズは大きすぎて携帯性に欠けると思うのですが。
A4の紙を3回たたんでA7サイズにしたのを1枚もつのが1番合理的な気がする。