2006-12-05 手紙 東野圭吾著 文春文庫 殺人罪で服役する郷 隼人氏からの連想からだろうか、この小説を読み始めた。 兄が殺人を犯してしまった弟が主人公。 突然、社会から差別される身となった人間の苦しみと葛藤、家族を守るための決断。 ストーリは重い。 ジョン・レノンのイマジンがBGMのように流れる。 ひとりの犯罪が、どれだけ周囲を苦しめることになるのか。 後悔する前に、結果がどういう事態を招くのか想像をめぐらす、 思いめぐらすことができないものか。 最近の「いじめ問題」も、そう思う。