アンリ・ルソー

愛知県美術館に「ルソーの見た夢・ルソーに見る夢 − ルソー、素朴派と日本」を見に行った。
ルソーはパリの税関で働きながら絵を描く日曜画家だったが、49歳で退職し画業に専念した。
ヘタウマの元祖のように思ってきたが、描くことへの情熱、詩情にひかれた。
美術史の教科書では自然主義印象派のあたりで、離れ小島のようだった。
多くの画家に影響を与えていたことを知った。
素朴派という流れのあることも知った。
未熟で稚拙な筆遣いと思っていたが、ていねいに素直な心で描かれていることに共感というか
いとしさみたいな感じをもった。
かなわないな、すごいなとも思った。
これまでの蔑視の気持ちは取り下げることとしたい。