快適生活研究

快適生活研究 金井美恵子 朝日新聞社
女性特有(?)の、一方的な、かつ唯我独尊の、あっちに行ったりこっちに行ったりの
おしゃべりが連続するスタイル(文体)。
こんな世界にははまり込んだ日には、堪らない。逃げ出したくなること必定。
それでも読みすすんでしまうのは、好奇心というか、のぞき見趣味か・・・・・。
押し付けがましい親切心(余計なお世話)の裏には自己愛がひそむ。
語り手は、小森のおばちゃま戸田奈津子富士真奈美のイメージか。
それにしても、年増の女性(オバサン)はたくましく、したたかだな。
男のオタクとDNA的に近いところのではないか。
お近づきになりたくはないが、まあ元気にやってくれ。
金井美恵子は目白雑録(ひびのあれこれ)以来だが、いつもこの人の掌上で玩ばれる。